この12月は
石巻市 門脇(かどのわき)にもおじゃましました。
三重県津市のHさんからいただいたご縁でした。
Hさんは
津市での演奏会に
お母さんと来てくださって以来の間柄です。
昨年 CDの「祈り」と「ありがとうヒーリング」が完成した際
石巻の知人にも送りたいとメールをいただきました。
石巻の知人?と
不思議に思って尋ねてみると
震災後 ニュースを見ていた息子さんが
居ても経っても居られないと
何度も石巻にボランティアに出かけ
そのうちボランティア先の方々と親戚のようになり
今は家族ぐるみで訪ね合っているというではありませんか。
息子はAさん夫妻を 石巻のお父さん お母さんと呼び
今は私の両親も一緒に 家族ぐるみで石巻を訪ねたり
こちらにお招きしたりしているんですとのこと。
震災をきっかけに生まれているそんなつながりに驚き
CDを聴いていただいたご縁に感謝して
私もいつかHさんの「石巻の親戚」Aさんを
お訪ねしたいなと思っていました。
そしてこの12月にやっと予定が合って願いがかないました。
門脇地区は
震災で最も多くの方々が亡くなり大きな被害を受けた石巻の中でも
特に被害の大きかった場所です。
震災直後と今の門脇地区の様子を紹介している
石巻のサイトをみつけました。
http://ishinomaki-photo.blogspot.jp/2013/03/2years.html
ぜひ一度伺ってお話を聴いてきたいと思ったものの
いざお訪ねするとなると 正直緊張しました。
Aさんは 震災後に自宅の敷地に建てた寄り愛所で
お友達たちと一緒に私を待っていてくれました。
Aさんは 壊滅的な打撃を受け
ひとも家屋も散りじりになったこの場所には
人が集まることができる場所が必要だと思い
家の隣りにこの寄り合い所を建てたそうです。
聞けば地区にはほかにも
自前で寄り合い所のような場所をつくっておられる方々がいるそうです。
待っていてくださったみなさんにあたたかくもてなしていただき
震災後や最近のお話を伺ったり
Hさんや息子さんの話をしてすごしてきました。
震災後
全国からのボランティアのひとたちにどんなに助けられ
励まされてきたか
また こんなふうに気持ちの通い合う仲間と集まれる場があることが
どれだけ支えになっているか
みなさん口々に語っておられました。
この日は みなさんのリクエストに応え
ここだけスペシャルバージョンで毛布やおふとんに身を委ねて
クリスタルボウルを聴いていただきました。
演奏後はクリスタルボウルの感想や
最近のお話で盛り上がり
寄り会い所を出た頃には空には星がまたたいていました。
Aさんは
門脇を訪ねてくれた人たちが
また気にかけて連絡をくれたり
顔を見にきてくれるのがほんとうに嬉しく
励みになると言っておられました。
私もまた門脇をお訪ねしたいと思いました。
すてきなつながりに
ささやかながら加わらせていただけたことに
感謝の一日でした。