フィンドホーン

フィンドホンーンの火災と「祈り〜サムシンググレイトとの対話」

こんにちは
えんどうそのこです

4月も第三週の週末
いかがお過ごしですか?

今日は分かち合いたいことが二つあって
これを書かせていただいています

私がこれまで何度か訪ねてきた
スコットランドのコミュニティー「フィンドホーン」で

12日未明 火災があり

歴史的建造物でもある
メイン・サンクチュアリとコミュニティーセンターが
焼失してしまいました

サンクチュアリは
直訳すれば 聖域 という意味ですが

フィンドホーンでは 瞑想や祈りのための建物で
常に深い静けさが漂う場所でした

朝夕瞑想会が開かれ
他の時間も 希望する人は 誰でも 
そこに入って静けさの中で 自分自身とつながり
静かに祈りを捧げたり 瞑想することができました

フィンドホーンは
持続可能な社会や経済のあり方のための教育を
国連と連携しておこなっている
先駆的なエコビレッジですが

当初から
世界や地球全体へと意識を広げ

ひとと 自然界とに心を開きながら
暮らしの中のしごとや人との関わりの一コマ一コマを通し

自分自身に気づき 自分自身を受け入れ
自分自身を成長させながら
新しい社会と人間のあり方を探っていく

そんな画期的なこころみを続けてきました

フィンドホーンでは
インナー・リスニングと言って
内なる声を聴く時間がとても大切にされています

私たちは内側では
何が最善であるかを知っている

私たちは心の奥に愛がある

人の痛みに涙し 人の笑顔にほっとし
みんなが幸せる世界に嬉しさとやすらぎを感じる

それは 私たちの本質が愛だから

そんなことをいうと

私たちは人を非難したり 人を羨んだり
愛から程遠い気がする と

思う方もあるかもしれません

私もそうでした

でも 静かに瞑想をすると

自分の反応の裏にあった
本当に気持ちに気づき

その気持ちをありのままにうけとめると

その裏に ほんとうは受け入れられたい
調和してともに生きたい という思いが
あったりすることに 気づくようになりました

インナー・リスニング

内なる声を聴く時間は
自分の中にある神聖な意識
自分を超えた大いなる叡知と繋がる時間

そしてそんな瞑想や祈りの場が
メイン・サンクチュアリでした

今回焼失したもうひとつの建物 
コミュニティー・センターは
人々のつどいの場として建てられました

住んでいる人々や海外からの訪問者たちが
食事をしたり 調理や片付けや清掃の当番をしたり

天気の良い日は外の芝生に寝転びながら
お茶をしながら語り合っていました

自然との対話が大事な柱のフィンドホーンらしく

いたるところに木々や植物があり
建物もテーブルや椅子も
みんなメンバーたちの手作りで

それぞれに名前がついていました

時には突然 
誰かのお祝いパーティーや
歌やダンスやパフォーマンスがはじまることもあり

ひとってなんて楽しくて
すてきな生き物なんだろうと思わせてくれる
出会いと交流の場でした 

私は火災のことを13日の夕方に耳にし
最初は信じられない思いで
何がおこったのかよくわかりませんでした

その後 焼け跡の写真などを見
ほんとうに焼失してしまったんだという思いとともに

あれらの場所で体験したことが
次々に思い出されてきました

メイン・サンクチュアリでは

迷いや落ち込みを抱えたままの自分が
静けさの中であたたかく迎え入れられ
自分とつながることを助けてくもらったこと

コミュニティーセンターの建物の中のキッチンで
食事作りや皿洗いの仕事をする時は

担当のメンバーでアチューンメントをし
食材に感謝し歌いながら 調理や配膳や皿洗いをして
楽しかったこと

食事の前には 毎回
できあがった大皿の料理たちを囲み

つくったひと いただくひと みんなで輪になって 
心を合わせ 料理チームと食材と天使たちに
感謝の祈りをしたこと

建物が失われたと聞いて
あの二つの場所で体験したさまざまなことが思い浮かび
自分がいかにたくさんの体験を味わせてもらってきたかを感じました

それは
震災の時に味わった気持ちと 
とても似ていました

今回の火災では
フィンドホーンのたくさんの建物の中で

その二つだけが焼失し
他の建物は無事でした

フィンドホーンはこの火災のあとも
去年から始まった
オンラインライブや

瞑想や有志によるテーゼの会の発信を
果敢に発信を続けています

しかし
昨年からのロックダウンの中

人員削除や施設の一部閉鎖など
身を切るような方策で対処し

世界中の人々からの寄付を得て
コロナ後の再生に向けてさまざまな試みをはじめていた矢先の
この火災だったので

フィンドホーンの人々にとっても
その喪失感や悲しみははかりしれないと思います

今朝
フィンドホーンの現在のCEOのキャロラインから
世界中の仲間へとメールが届きました

そこには
焼け跡をしっかりと見ながら
自分たちの歴史でもあり支えでもあった
二つの建造物の喪失の悲しみと愛情を十分に味わいたいこと

建造物は焼失したけれど
そこにはしっかりと サンクチュアリ 
聖なる祈りの場のエネルギーがあるのを
みんなが感じていること

まずはみんなで喪失と悲しみを共有し
建物と場に十分に感謝を捧げるつもりであること

そして この事態の光も影も合わせて見つめ
自分たちも仲間をも いたわりながら

ロックダウン後に向けての取り組みに加えて
サンクチュアリやコミュニティセンターの再建にも
取り組んでいくつもりであることが述べられていました

そして  

真摯に消火にあたってくれた地元の消防隊
さまざまな親身の便宜をはかってくれた地元の行政庁
そして世界中のフィンドホーンに心を寄せる仲間への謝辞と

今後開かれる祈りの会や 寄付の案内などがしるされていました

私も仲間と 4月18日(日)13:30から

「やすらぎ*ぬくもり*つながりを味わう歌とダンスの午後」を企画していますが

こちらの参加費は 経費を除きフィンドホーンに寄付させていただくことにしました

ほかにも23日(金)19時から
オンラインのシェアと祈りの会を仲間と企画しています

後日告知をしますので
ご興味のある方はどうぞご参加ください

またこのような会でなくても

トランスフォーメーションゲームやテーゼ
エンジェルカード・リーディング
フィンドホーン・フラワーエッセンスなどで

何かしら心に残ったことがあったというみなさまがいらっしゃいましたら

今おられるその場所から
フィンドホーンのやすらぎと再生のために

祈っていただければ幸いです

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ここまで長くなってしまいましたが

もうひとつお知らせがあります

それは 筑波大学名所教授 村上和雄先生の訃報です

村上先生は
祈りの力 意識の力 笑いの力が
人間の健康状態を大きく変えることを
学術的な遺伝子研究の分野で次々に明らかにしてこられた
日本が世界に誇る研究者です

深い交流のあった映画監督の白鳥哲監督が 先生を追悼し

村上和雄先生が全編登場する映画『祈り〜サムシンググレイト』を
18日(日)まで無料でオンラインで無料公開してくださっています

遺伝子を活性化する「祈りの力」
人間の意識や意図の力  自然界の叡知

フィンドホーンとも通じ
今 そしてこれからの私たちに示唆に富む映画で
とてもおすすめです

公開URLとパスワードの載った白鳥監督のページはこちらです

最後になりましたが

フィンドホーンのシンボルは
ユニコーンとフェニックス(不死鳥)です

先の見えない時代ですが
祈りを送ることは
自分の中のフェニックスにも力を与えることのような
気がしています

どうぞみなさんも
よい週末をお過ごしください

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