今年のゴールデンウイークは
例年にないほどのすばらしいお天気が続きましたね!!
どこへいっても
宝石のような新緑
いったい誰が
こんな完璧な光と色と形で
世界を埋めつくしているの?
こどものころのように
思わず空に向かって
何度も問いかけてしまいました。
ほんとに私たちは
なんて贅沢に愛され与えられていることでしょう
目の中がライムグリーンに透けていきそうなぐらい
緑の中で過ごし 緑を眺めてきたゴールデンウイークでした。
秋保では
ガラス作家 村山さんの工房『海馬』を訪ね
お話を聞いたり
緑の中に置かれた美しいガラスの作品たちを眺めてきました。
見せていただいた
サハラ砂漠やギリシャやイタリアの砂は
それぞれに色が違いました。
サハラ砂漠の砂は赤いんです。
そしてその砂から生まれるガラスは、深いモスグリーン・・・。
まるでモルダバイトのような深い緑色でした。
また仙台市のシンボル 広瀬川の砂から生まれるガラスは
スモーキークオーツのような深い大地の色
ピートモスが溶けたスコットランドの川の水のように
美しいすきとおった茶色でした。
それぞれの土地の砂や岩の色が違うことの神秘
窯の中で 溶けた石や砂が変成して いったいどんな物質になるかは
窯を開けてみるまでわからないという神秘
まるでクリスタルボウルの製造工程のようだなと思いました。
赤いサハラの砂からできた
深いグリーンのガラスの中にキャンドルを入れると
ふつうの白いキャンドルが
夕張メロンのような
美しいオレンジ色に見えるんです。
新緑に囲まれた工房の
自然光だけが満ちる室内で
ともるオレンジのあかり
あたたかくて
おいしそうで
ずっとみていたくなる色でした。
サハラの赤い砂からできた緑のガラス・・・
小さな窯の中で
創世期の地球の
壮大な歴史の一こまが再現されてる!!
そして
そこから生まれた神秘の結晶たち
新緑の中で
こどものようにわくわく過ごした一日でした。