音・旅・自然

東北

このところ 日々の出来事に ひとつの流れを感じます。

それは 自分自身を観る
    自分が持っている宝物に気づく ということ

そして 自分が今いるところを観る
    そこにある宝物に気づく ということ。

3/12は 
「よみがえるヒタカミ」という講演で来仙された平岡賢人先生と 
みんなで塩竈神社と多賀城国府跡周辺をめぐりました。

いつもながらすがすがしい塩竈神社と 鳩が群れ遊ぶ志波彦神社
水色の空の下に 美しい太平洋が見えました

ひたかみ3

壺の碑から多賀城国府跡へ登り
一帯を散策したあと 多賀神社へ

国府跡は 昨年秋の王重さんの瞑想会以来でしたが
多賀城の大地から 昨年にはなかった 喜びの熱気が立ちのぼっているように感じました

ひたかみ4

東北には 昔 日高見国 と呼ばれる広大な国があったという
豊かな海山の資源を背景に 
すばらしい政治がとりおこなわれ
独自の文化が花開いていた・・・

東北にあった古代文明や王国について
私はまだ 知識が足りないけれど

震災から一年

私たちは
自分たちが住んでいるこの東北を
東北のそれぞれの土地を
自分の生まれ育った海や山を
祭りを
暮らしを
文化を

かつてないほど 想い
思い出し
再生しようとしている

多賀城国府跡に立った時
靴底を通して熱い熱が伝わって来た

斜面を登っていく時 優しく支えてくれた草の弾力

まだつぼみも堅い桜から
漂って来たかぐわしい春爛漫の香りは

そんな私たちの気づきを喜ぶ
東北の大地 東北の神々の贈り物のようだった

ひたかみ7

見ておくれ 足もとを
お前の住んでいる土地のすばらしさを

愛でておくれ 大地を
気づいておくれ 
そこにある宝の数々に

お前たちのまなざしが
私たちに力をくれる

お前たちのいたわりが
私たちを蘇らせる

見ておくれ

東北に
やっと

春が近づいているんだよ

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