出逢い

続 石巻・福地のひまわり

気仙沼・本吉の帰り
石巻福地の佐藤ちよえさんのお宅におじゃましてきました。

201312ちよえさん

今年 演奏先の三重県津市アドカフェさんでみなさんにお渡ししたひまわりの種
花が咲きましたというお知らせをいただいて
その報告をしたかったからです。

http://pysr2012.blog.fc2.com/blog-entry-530.html
http://pysr2012.blog.fc2.com/blog-entry-517.html
http://pysr2012.blog.fc2.com/blog-entry-539.html

みずほたちのひまわりが三重で咲いたんですねと
ちよえさんにもお母さんのかつらさんも、とてもよろこんでくださいました。

そしてちよえさんからは
大事に取り分けられた今年のひまわりの種もいただいてきました。

201312福地ひまわり

ちよえさんは大川小学校に通っていたお孫さんのみずほちゃんを
震災の時に亡くしました。

震災後のある日
ちよえさんは家の裏のがれきで埋まった土手の斜面に
ひまわりが咲いているのに気づきました。

不思議なことにひまわりたちは
毎朝家の裏でごみ焚きをするちよえさんが
しゃがんだところからだけ見えるように咲いていました。

しかも数えてみると花は5種類ありました。
ちよえさんは、5種類のひまわりが
みずほちゃんが班長をしていた地区の子ども会の
よく一緒に集まって遊んだり勉強したりしていた
5人のこどもたちに見えたそうです。

そして毎日亡くなったこどもたちを思って泣いていた自分に
みずほちゃんたちが おばあちゃん、笑ってね、元気を出してねと
言ってくれているように思ったそうです。

その種をいただいて、今年何箇所かの演奏先で
みなさんにお渡ししたのでした。

そうそう、秋には新橋の銀の鈴さんでもお花とご対面してきました。

みずほちゃんたちのひまわりは
亡くなったひとたちがいろいろな姿で私たちを見守り
励ましてくれていることを思い出させてくれます。

生きていることを大切にしてね
楽しんでね
幸せでいてね、と。

つい忘れてしまうけれど
私たちはみんな
なくなった方たちやご先祖様たち
山川草木 さまざまないのちに
見守られ支えられて
生きているのですよね。

検証委員会での究明は
遺族の方々の願いのようには進んでいないというお話も伺ってきました。

ちょうど石巻から戻った翌朝 
このメルマガが届きました。
当時大川の児童で助かった数名の一人
只野哲也君の今が綴られています。

http://www.mag2.com/o/touhoku/2013/1211.html

もうひとつ 2011年10月の記事です。

http://kidsphotojournal.org/wordpress/?p=781

みずほちゃんたちの命を無駄にしないように
震災や大川小のできごとをしっかり検証し 
今後に生かしていくことの大切さを感じています。

来年の演奏会には
また福地のひまわりの種を持って
伺いたいと思います。

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