Reborn Art-Festival
もものうらビレッジのあとは、
噴水の水が畑を潤すアートを眺めながら荻浜小学校へ。
何の予備知識もないまま足が進むほうへ進んで行くと
入り口があり 中に入るとそこには膨大な数の木彫りの像が
床を埋めつくすように並んでいました。
最初はその数に圧倒されて茫然と眺めてしまいましたが
落ち着いてくるとみんな顔が違い
中にはこどもたちが描いたのか 色のついた楽しいものもあったりして
一つ一つ そのお顔を眺めながら
どうしてそんな顔をなさっているんですかと問いかけたくなったり
どうしてこの表情に惹かれるのだろうなどと自問自答したりしながら
長いこと見入ってしまいました。
そして、ふと気がつくと 膨大な数の人々の後ろに
水煙を上げる海があり
左右に分かれた波頭の間に
神々しい山が浮かんでいるではありませんか。
金華山⁉︎
まるで金華山のようなその山は
目の前にいるすべての人が帰っていく 聖なる場所のようでした。
そんなことを思いながら眺めていると
ふっとお香の香りがただよってきて
見ると薄暗がりの中にお坊さんのような人が・・・
何と作者のパルコ キノシタさんでした‼︎
思いがけずご本人とお話しすることができ
製作に至るまでのお話や作品への思いを伺い
感慨深かったです。
後ろの黒板の海と山の絵のことをパルコさんに伺ってみると
パルコさんも当初から不思議に思い荻小関係の方々に尋ねたけれど
誰も描いた人はおらず
震災のあとに黒板に自然に浮かび上がっていたとのこと。
パルコ キノシタさんの作品は
救済の光をたたえたニライカナイのように
神々しい海上の山を背景に
部屋全体が祈りの場として完結しているように
私には感じられました。
その場所、その土地と一つになって生まれる作品世界に身を置く
そんな体験をしてきた Reborn Art-Festival でした。
まだまだ観たりません
9/10が最終日だそうです。
お時間あれば皆さんもぜひ✨☺️
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