音・旅・自然

再び金華山 〜 弁財天様と龍神様をまつる聖なる島へ お礼詣り

いよいよ八月になりました

夏祭りに花火大会 そしてお盆と

これから2週間ほどは 夏らしい行事が目白押しですね

 

そんな八月のついたち

私は 今年2度目の金華山に行ってきました

それも お礼詣りに

お礼詣り?

はい

 

実は 夏至の日のお礼をするための

このたびの金華山再訪でした

 

今年の夏至の日

私は鮎川港から船で金華山に渡り

ふもとの「金華山黄金山神社」を参拝したあと

1時間半ほどかけて 山頂まで登りました

 

山頂には

弁財天さまと龍神様を祀る「大海祇神社」があって

そこで クリスタルボウルの演奏を

奉納させていただいたのでした

 

どうして行ったのか?

今年の夏至は 金華山に行ってらっしゃいと

インスピレーションがやってきたのです^^;

 

その声に従って でかけたわけですが

その日 実は いろいろなことがあったのです

 

山頂の奥宮の前で

クリスタルボウルを奏でながら歌い始めると

四方から霧が立ち込め

あっという間に霧が私を包みました

 

やがて

眼下の海から 風が吹き上げてきて

水気を含んだ霧が ぐるぐるヒョおおおおと

からみついてくるではありませんか

 

髪も顔もぐっしょり濡れましたが

これは弁天様とお使いの龍神様の歓迎だと思い

演奏を続けました

 

演奏を終えると 不思議に風は止み

ゆっくりと霧が晴れ

巨木や巨石が 姿を現し始めました

 

静まりかえった中で 現れてくる巨大な奇岩 巨木の姿は

なんとも神秘的で 幻想的で

私は引き込まれるように まだ見ぬ巨石たちが見える

登ってきた方とは反対側へと 歩き始めました

 

降りていくと すっかり霧は晴れて 青い空が広がり

さえずる小鳥たちに返事を返し

次々に現れてくる巨石や巨木に挨拶しながら

膝丈ぐらいの草の中をぐんぐん歩いていくと

気がつけば 島の向こう側の 千畳敷と呼ばれる巨石の海岸まで

きてしまっていたのでした

 

ふと我に返って時計を見ると

山頂からもう2時間以上歩いていました

 

お願いしていた 帰りのチャーター船の時間まで

あと1時間しかない・・・

 

もう一度 山頂まで登って 向こう側の麓まで降りるのには

どんなに急いでもあと2、3時間はかかる・・・

しかも 気づけば足は重くなっていて

この足で降りてきたこの険しい岩の斜面を登るのかと思うと

力が抜けていくようでした

 

ため息をついている場合じゃない

船の会社の方に電話だ!! きっと心配かけてる

そう思って 電話しようとしたら

なんと電波が全然入らないのです:O:

 

(後で分かったのですが

山頂から向こう側は 電波塔も立っておらず

携帯やスマホもつながらないのだそうでした・・・)

 

そうこうしている間に 少しずつ日は傾いています

 

どうしたらいいんだ・・・

気づけばもう4時間ぐらい歩いていて

足もヘロヘロになっていました

 

しかも一度晴れたと思ったのに

今度は水気を含んだ冷たい夕霧が

山頂から音もなく岩や木々を覆いながら降りてきていました

 

どこか 木の下で休みたい

そんな思いが頭をかすめました

 

すると 一本の松の大木が

ここで休めと言ってくれている感じがしました

松葉のふかふかの落ち葉の上にしゃがんで

幹に背をもたれて しばらく休みました

 

このまま 寝てもいいんだよ

山は さらにそう言ってくれている気がしました

 

体も急に疲れを感じ

そうしたいと思う自分もいました

 

しかし  です

 

たまたま私には 翌日

現世で 大事な予定があったのです

 

どうしても果たしたい約束があったのです

 

からだはそのままそこで寝てしまいたかったのですが

今日だけは 帰りたい

明日の約束を果たしたい

そのあと 死んでもいいから

私は今日は帰る

そう思いました

 

私は 帰ります

どうぞ私を帰らせてください と

唱えるように言いながら歩き出しました

 

 

一度休んだら 気持ちはほっとしたけれど

足には逆に疲れが出て

一歩歩いては休み 一歩歩いては休みというふうにしか

進めませんでした

 

だけど

今 頼るものは自分しかいない

自分で歩いていくしかない

 

私は帰る 帰らせてください

と お経のように繰り返し 私は登っていきました

 

どのくらい経ったのでしょう

あと山頂まで10メートルぐらいのところまで来た時

突然スマートフォンが鳴りました

 

慌ててスマホを取ると

警察からの電話でした

 

「無事ですか

怪我はないですか

今どこですか

 

船の会社の方が

心配して 捜索願いを出されたんですよ」

 

いつのまにかまた電波の繋がるところまで

戻ってきていたんです

 

山頂まで戻ることができれば

あとは もと来た道を降りるだけだったのですが

日が暮れ始めていたこともあり

迎えにきてくださった神社の方々と

ふもとまで山道を下っていったのでした

 

境内まで戻ると

そこには捜索隊のみなさんがいて

捜索ではなく拍手で出迎えてくださいました

 

しかも帰りは みなさんが乗ってきた

海難救助船に乗せていただき

夜の海を港まで送っていただきました

 

港では 行きの船のお世話してくれた船会社のNさんが

遠藤さん 無事で良かったと 笑いながら

涙をにじませ ハグして出迎えてくださるという

本当に有難い体験をしたのでした

 

そして警察の方も 船の会社の方も

今回は 捜索していませんから大丈夫ですよ

今回は 乗船していませんから いりません と

一銭もお金を受け取ろうとはせず

ただただ無事だったことを喜んでくださったのです

 

今回 私は

夏至の出来事から感じたことがいくつかありました

 

それは

宇宙はいつも「何を選んでもいいんだよ」と

言ってくれているんだ ということです

 

歩くのをやめてもいい

休んでもいい

 

やっぱり帰る  と

歩き出してもいい

 

宇宙は私たちの選択に

どっちが良くてどっちが悪いなんて言わないんだ

 

自分がどうしたいのか

本気で決めて

それをやります と言って

ただ やる  淡々と やってみる

すると宇宙が それを応援してくれる

 

(どうしても帰る なら 帰れるように応援してくれるし

休みたい なら 休める機会や場所を与えてくれる みたいに)

 

選択について

おそれたり 迷ったり 疑ったり

後悔したりしているのは 自分

 

やってみて違ったら

また別の選択をすればいいだけ

 

宇宙から見たら どんな選択もOK

 

ただ ただ

「自分が本当にやりたいことをやりなさい」

 

宇宙が言っているのは それだけなんだって

思ったんですよね

 

 

救助隊の皆さんの拍手

船の会社の方のハグ

 

自分でそうすると決めて 精一杯やったから

宇宙が応援してくれて

あんな拍手や あったかい涙とハグで

迎えていただけたような気がしたんです

 

人生 何を選んでもいいんだよ

選んだら精一杯やって その体験を味わうんだよ

それが地球で生きてるってことだよ

 

そんなことを教わったと思った 今年の夏至でした

 

 

そんなわけで 八月一日 神様の日に

私は再び 金華山と金華山の神様方と

夏至にお世話になった方々に御礼に

どうしても出かけたかったわけなのです

 

 

今回は 同行してくださる方にも恵まれ

お礼に行ったのに 人から宇宙から

またいろいろ ミラクルないただきものをして

何度も感謝しながら 帰ってきました

 

夏至のお話

読んでくださってありがとうございました

 

折しも 8/4は 獅子座で新月を迎えました

 

人生が 自分が主人公のお芝居だったら

どんな役を経験したい? どんな自分になってみたい?

ぜひ夢を描いて それを生きてご覧

 

そう語りかけてくる新月です

宇宙さんとおんなじですね

ぜひ この八月は

そんな自分の理想のこれからを 言葉にしてみましょう✨

 

さて 8/23−24の「出羽三山リトリー」も

おかげさまで残席わずかとなりました

 

参加者の皆さんに 様々な変容が起こる

えんどうそのこのリトリート

ご検討中の方は ぜひお早めにお申し込みくださいませ

 

それではまた^^

 

 

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