音・旅・自然

地球交響曲 第八番

先週 地元の映画館で 
ガイアシンフォニーこと『地球交響曲』の第八番を観てきました。

ガイア8番

最新作のこの8番は「樹の精霊に出会う」「樹の精霊の声を聴く」
「心に樹を植える」という三部構成で

樹の声を聴く人々の物語が  東日本大震災、大豪雨災害の体験とともに描かれていました。

http://gaiasymphony.com/no8/no8concept

第一話は 奈良天河大辯財天社の能面復刻をめぐる
能楽師 梅若玄祥氏  能面打 見市泰男氏 柿坂天河辨財天社大宮司
それぞれの樹の精霊との出会いの物語

第二話は 世界的に有名なヴァイオリンの修理・製作者 中澤宗幸さんと
妻でもある国際的な演奏家 中澤きみ子さんの物語

第三話は 森の再生が海の復活にかかせないことに気づき
いち早く植林を始めた気仙沼のカキ養殖家、畠山重篤さんの物語でした。

私たちの祖先は樹木とどのように語り合ってきたのか
樹木の声をどのように聴いてきたのか

どのように面やヴァイオリンの木を選ぶのか 
私たちの文化の中にある 社や神輿 やぐら 
神が降りるものとしての樹

登場する樹木の声を聴く人々は
それぞれの専門の領域が違っても

どの人も同じように 
樹木の前に礼を尽くして向かい合い
敬意とともに語りかけ
その声に敬虔に耳を傾けているように感じました。

叡智と意識を持ったいのちの存在として
樹々や草花 土や石に敬意をはらうという教えは
さまざまな先史文明にもみられますが

私の中では神道や仏教、ネイティブアメリカンの教え
フィンドホーンでの体験とも重なって感じられます。

私自身樹木と語り 
樹木たちからのメッセージで
子ども時代の寂しい夜を
生きてこれらたという体験があります。

この地球の大地に根を張り
何百年もの命を保って天と地の間にそびえてきた樹木
私たち人間や動物たちの歴史を
じっと眺めてきた木たち

それらの叡智に敬意を払い
そのいのちをいただくことの重さと
また そのいのちを 育てていくことのすばらしさを
感じた作品でした。

仙台では8/29(土)に
この ガイアシンフォニー第八番の上映会と
出演者 畠山 重篤さんの講演会が予定されています。
(主催 ホリスティック医学協会 仙台支部)

この地球でともに生きるすべてのいのちとの共生を思うすべてのみなさんに
ぜひご覧いただけたらと思います。

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