出前活動

北海道の旅 2〜札幌市アイヌ文化交流センター

札幌を発つ前日
豊かな自然の中にある札幌市アイヌ文化交流センター
「サッポロピリカコタン」 を訪ねました。

この北の大地が北海道と呼ばれるずっと以前から
自然と共にこの地で暮らしてきた先住民族
アイヌの人々の生活や文化 歴史を
屋外と屋内で見て触れて知ることができる
日本で初めての場所だそうです。

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茅段葺の家  チセ
戸口の内側には浄めのお飾りが飾られています

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神様の山の方角を向いて建てられ  
中には囲炉裏も作られています


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木の繊維から紡いだ糸で織られた衣服 

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美しい刺繍の伝統文様には
それぞれ意味があります

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刀の鞘 

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美しい文様彫刻が施された
神様に捧げる飲み物を入れる器と箸

狩猟や漁労の道具

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まな板

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オヒョウという木の皮から縒って作った糸で織物を織る

他にも  橇や舟  織り機や 揺りかご
子供の靴下 手袋 おしゃぶり おもちゃ  
そして 神送りの儀式の道具まで
様々なものが展示されていました。

木を切るときには木々や草木に聴いて木を選び
感謝の祈りを忘れない
アイヌの人々の自然へ敬虔な在り方

一族のこどもたちや女性、年配者を大切にする文化
ナイフ一つですべてを作り出す高度な技術
衣類や道具に施された刺繍や彫刻の美しさに心打たれました。

OKIさんのトンコリの音色や
安藤ウメ子さんのウポポをきっかけに
音楽から興味を持ったアイヌの人々の文化ですが

改めて深い精神性と芸術性を持った先住民
アイヌの人々の文化の一端を味わいました。

この施設は
野外のチセ(茅葺の家)に入ることもでき
展示されている文物に実際に触れることもできます。
書籍や映像も充実しています。

チセに入り
せせらぎの音を聞いていると
自然の中で過ごして来たたアイヌの人々の暮らしが
少し身近に感じられるかもしれません。

2007年に国連で「先住民の権利に関する宣言」が採択され
2008年には日本政府がやっとアイヌの人々を「先住民」として認めたそうです。

新しい歴史が始まっているんだなと思いました。

今年の春からは
いくつかの小学校の教科書の中でも
独自の文化と歴史を持った日本の先住民として
アイヌの人々の暮らしが記述されているそうです。

突然でしたが
北海道旅日記 その2 完結編でした^^

皆さんも
機会があったら尋ねてみてくださいね♪

連チャンですが
講座のお話と3月の予定をお知らせの予定です!!

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「311 平和と鎮魂の 祈り合わせの会」

週末 3・11  は
杜のあしびなさんでの祈り合わせの会で
黙祷と祈りの響きを
奏でさせていただきます。

https://www.facebook.com/events/1690409754308335/

おいでになれる方はぜひどうぞ

おいでになれない方も
それぞれの場所で
よかったら一緒に黙祷いたしましょう。

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