お盆も今日が送り火
盆の入りに懐かしい家に迎えた両親や ご先祖様たちが
彼岸へと帰ってゆく日ですね
たとえこの世で会えなくなっても
思い浮かべれば
その人はいつでもそばに来てくれる
何も父母がともに彼岸のひととなってしまってから
そんなふうに感じることが多くなりました
いつでも一緒なら 特にお盆にお迎えしなくてもと思いますが
日本中がご先祖さまや旅立った家族を想い
故郷を訪ねて移動するお盆は
此岸と彼岸の境が限りなく薄くなるような
特別な期間のように思います
今年 また
お世話になった叔父が他界しました
墓参りのあと
歳を重ねながら地元で気丈に暮らしている
おじさんやおばさんたちの家を
盆の挨拶をしながら訪ねて歩きました
ひとつひとつの動作がゆっくりになり
目も耳も足腰も めっきり弱くなったんだと言いながら
冷たい麦茶や自前の野菜 地場のくだものでもてなしてくれる
おじさん おばさん
従兄弟や親戚とも久しぶりに再会し
親たちや おじたちの話をしながら
互いが共有してきた歴史を思い出し
こどもの頃とはまた違った目で
親の苦労や生きた時代に思いを馳せている自分がいました
家族や親族という濃いかかわりを選んできた同士で
こんなふうに互いの幼き日のこと 今のことを
語り合えることを 幸せだと思いました
両親やご先祖様も
生きていた間の 現世の葛藤やさまざまな思いを越えて
ゆかりある子孫たちが 細い細い縁をつないで
お盆の名のもと 集まって語らっていることを
喜んでくれているだろうと思いました
お盆はご先祖さまと共に過ごす日である以上に
縁ある生者をご先祖様が結び直してくれる日かもしれません
8/15の終戦記念日をはさんでいたこともあって
今年は おじおば 居合わせたひとたちから
戦時中や終戦後の話をたくさん聴かせてもらうことができました
この八月の初めにも
人生の大先輩たちが戦時中の体験を聴き取ってまとめた
『おばあちゃんから孫たちへ』という
すばらしい語りべ合唱劇を観たばかり
大根や南瓜がご飯だった毎日
労働や竹槍訓練にあけくれた学校生活
仙台空襲
武運長久で送り出した兵隊さんたちの遺品のかけらもない帰郷
政治家の演説や
歴史の教科書にはでてこない
物資も言論や行動も制限された
有無を言わせない戦時下の暮らしの不条理さを感じました
親の世代が苦労の中で守り抜いてきた平和な70年
第二次世界大戦で命を落とした人々が
願いつつ亡くなっていった戦争のない平和な世の中を
守り続けたいと思った
2015年の終戦記念日でした
************************
*これからのご案内*
8/18(火)「トランスフォーメーションゲーム」
(受付終了!ありがとうございました^^)
8/22(土)「アルケミーボウルワークショップ
〜石と語り、鉱物たちのメッセージをうけとる」
9/8(火)「やすらぎのクリスタルボウルin札幌」
9/11(金)「新月瞑想会」
9/21(月・祝)「からだとこころのリトリートin蔵王」
9/23(木)「秋分・実りの秋の演奏会」
個人セッション
個人セッションも随時受付けております。
日程は下記の予定をご覧下さい。