6/27は福島市の「あづま総合体育館」に出かけてきました。
あづま総合運動公園の中にあるこの避難所は
福島県で二番目に大きな規模の避難所です。
原発事故のため自宅を退去せざるを得なかった約560名程の方々が
避難生活を送っています。
いろいろなボランティアの方が訪れていて
この日も外でランチの炊き出しがありました。
会場に着くと、福島コダーイ合唱団の降矢先生や
飯坂市の「曼荼羅美術館」の木戸さん お客様の永林さんが手伝いにきてくださって
セッティングもスムーズにできました。
おそらく初めて耳にする名前だと思うのですが
「癒しの音」という紹介アナウンスの効果か?
赤ちゃん連れのご夫婦から おじいちゃま おばあちゃままで
50名ほどのみなさんが集まってくださいました。
自己紹介の後は まずアロマ呼吸でくつろいでいただきました。
このごろ眠れなくて・・・ いい匂いだなや と
もう一度オイルを塗りにくるお父さんもおられました。
オイルはどこでも女性に人気ですが
ここではたくさんの壮年の男性やおじいさんが
ローズマリーやラベンダーをブレンドしたオイルをかいで
何度も深呼吸しておられたのが印象的でした。
その後 おもむろにクリスタルボウル演奏
音が大きく広がっていくと
閉じていた目を開いて じっとクリスタルボウルに見入る方
近くに寄ってこられる方
みなさん 興味をもって聞いてくださいました。
演奏後は 仙台の夏至のつどいで 平和の祈りをこめた
さざれの水晶を 少しずつみなさんにお渡ししました。
集まってこられたみなさんから
聴いていたら いつの間にか眠っちゃったよ とか
気持ちいい音だったねえ いま からだ ぽかぽかあったかいよ
また来てけらいね
と声をかけていただき ほっとしました。
あづま体育館では 1階から2階迄 みなさんが間仕切りだけの空間で
生活されています。
原発事故収束の見通しが立たず
内部被曝 外部被曝への不安と
いつまでこの生活が続くのか先の見通しがたたない中で
みなさん 疲れが慢性化しているように感じました。
またぜひ
時間をつくって
伺いたいと思います。