音・旅・自然

横浜「すみれが丘 ひだまりクリニック」〜新しい医療の形

横浜の個人セッションの合間をぬって
この4月から横浜市都筑区すみれが丘にオープンした
「すみれが丘ひだまりクリニック」を見学させていただきました。

ひだまりクリニック集合2

中央が山本百合子先生、左はご一緒した天使の樹の鈴木真佐子さん、そして私です。

このクリニックは山本記念病院の自由診療部門が独立した
日本で初めての「アントロポゾフィー医学」のクリニックです。

アントロポゾフィー医学、アントロポゾフィー医療っていったい
どんなものなんでしょう?

さっそくいただいたクリニックのパンフレットを眺めてみると・・・

「アントロポゾフィー医学は、20世紀初頭にドイツ・スイスを中心に活躍した思想家ルドルフ・シュタイナーとオランダ人医師イタ・ヴェークマンとの恊働で生まれました。」

シュタイナー教育で知られる、あの思想家シュタイナーと
医師イタ・ヴェークマンによって産み出されたものなんですね!

さらにパンフレットではこう書かれています。

「人間を丸ごと捉えるホリスティックな視点を持ち、人間の精神的側面と身体的側面の両方に配慮し、患者さんの自然治癒力を高めると共に、患者さんが自分自身で病気に向き合う力を強めるように働きかけます。」

わあ、興味深いですね^^

ひだまりクリニックでは
現代医学に基づき
このアントロポゾフィー医療が提供されるそうです。

具体的には
医師が薬を処方するだけでなく

看護師によるケア
療法士によるオイリュトミー療法
絵画造型療法
音楽療法
発達支援(治療教育)
色光セラピーなど

さまざまな療法が
医療チームでおこなわれるそうです。

クリニック内を見学させていただきました。

まずは運動療法の部屋

ここではオイリュトミーがおこなわれるそうです。

ひだまりクリニック オイリュトミー

しっくいの壁が赤みがかったピンク色に塗られた室内は
自然光だけがあふれ静けさが漂っていました。
まるで大いなるものの胎内にいるような不思議な感覚になりました。

ひだまりクリニック オイリュトミー1

オイリュトミーの動きを表した人形も

ひだまりクリニック オイリュトミー4

こちらは絵画療法の部屋

ひだまりクリニック 絵画療法

こちらは光療法の部屋です。

ひだまりクリニック 光療法

シュタイナーの色彩に関する理論をもとに
暖色の部屋

ひだまりクリニック暖色の部屋

寒色の部屋もありました

ひだまりクリニック寒色の部屋

それぞれの色で満ちた部屋で過ごすことによって
心身の活性化や 沈静化が期待されるそうです。

ひとつひとつの色のエネルギーと効果
自然光と人工の明かりの違い

クリニックのそれぞれの部屋の色や素材ひとつひとつが
アントロポゾフィー医学の研究と検証の積み重ねに裏付けられ
選択されて形になっていることを感じました。

クリニックではこのほか
自由診療部から引き続き

ツボや経絡を通してこころとからだのエネルギーを調える「痛みの外来」

「ホメオパシー専門外来」

また美容部門としてメディカルエステなどの施術も受けられるそうです。

またクリニックに隣接するレストランカフェ「ランウエイ」では
岡山の「藁の家」で修行してこられたシェフが
おいしい重ね煮のランチやデザートを提供しています。

ひだまりクリニック 重ね煮ランチ

お店も白木のほんとうに居心地のいい自然な空間でした。

こちらはクリニックの患者さんでなくとも
どなたでも利用できるそうです。

また同じ区画に
女性の一生の身体面 精神面を支え診療する「すみれが丘女性医療クリニック」も
開業するそうで
新しい医療
女性を支える医療の新しいスタートに希望を感じました。

詳しいことはこちらまで

医療法人社団 山本記念会「すみれが丘ひだまりクリニック」

   横浜市都筑区すみれが丘13−1 
   ℡ 045-594-2417

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