さらに同じ10/7
ここ仙台で
2004年に死去された韓国のアーティスト
金大煥(キム・デハン)氏の追悼パフォーマンス公演
「星の道を歩こう」がありました。
舞踏家、朴曜子氏の限りなく美しく静謐な韓国の巫女舞に始まり
宇宙を思わせる大串孝二氏の音と全身のパフォーマンス
大倉正之助氏の虚空を突き抜ける大蔵流大鼓
佐藤皖山氏の尺八と佐藤佳世子氏の
琴の演奏の概念を塗り替える素晴らしいコラボレーション
そして舞踏家 小山朱鷺子氏の
可憐な中に金氏への深い愛情と哀悼の祈りに満ちたパフォーマンス。
生前お会いすることはできなかった金大煥さんですが
集まったアーティストたちの
鬼気迫る いとおしさに溢れたパフォーマンスから
兄よ父よと慕われ、今もなお愛される 金大煥という大いなる芸術家を
全身で感じたすばらしい一夜でした。
日本と韓国の国交回復はたった20年前のことだそうです。
その最初の芸術交流で日韓の架け橋となったアーティストが
金大煥や大蔵正之助 小山朱鷺子 大串孝治。
20年前に開かれた扉がこうして今につながり
また新たな出会いの場が生まれたことに
感動した夜でした。
出演者のみなさん
企画運営されたスタッフのみなさん
素晴らしい公演をありがとうございました。
金大煥氏は著名な書家でもあり
時間があれば一粒のお米に祈るように般若心経262文字を彫っていたそうです。
その彼の書画展が10月10日まで
仙台市青葉区錦町1-12-7の「SARPアーティストランブレイス」で開催されています。
最終日は17時まで(022-222-0654)。
お時間ありましたらぜひおでかけください。