講座の翌日
厚別にある「北海道開拓の村」を訪ねました。
広大な原生林の中に 明治から昭和初期
日本各地から北海道に移り住んだ人々が建てた
52もの建造物が移築・復元され
資料館には開拓の歴史が綴られています。
どれも
次の世代に引き継ぎたい
道民全体の宝として選ばれた
「北海道遺産」だそうです。
旧開拓使札幌本庁舎
旧浦河支庁庁舎
旧 島歌郵便局
郵便局の通用口に下げられた蓑やかんじき 雪の日はこれで配達?
診察室にも 廊下にも 絵や可愛らしいタイル細工などがあしらわれた 旧近藤医院
お誂えと染物の 旧 近藤染物展
学生帽から 神棚 教科書 たどん 駄菓子 おもちゃまで売っていた 旧 渡辺商店
建物の様式や建て方や建材
屋根の葺き方
そんな建物の一つ一つから
建築した人の故郷や職業
当時の時代背景が浮かび
その多彩さに驚きました。
庁舎 新聞社 学校 駅 郵便局 交番 万屋
鍛冶屋 農機具店 宿屋 染物屋 鰊御殿
蕎麦屋 食堂 美容室 お寺 教会
そして 人々の住んだ家
江戸末期から昭和初期の
日本各地の様式を
ここ札幌で一同に見られることを不思議に思いました。
改めて北海道は
江戸末期以降 日本の各地から人々が移り住み
厳しい自然の中 助け合いながら新しい町を作ってきた土地なんだなあと
思いました。
その後は「北海道博物館」へ向かい
北海道の先史文明と
アイヌ文化の展示に直行しました。
アイヌの人々の歌や踊りや語り
神話や自然を敬い 自然に耳を傾ける世界観が
心にしみ世界の先住民に重なりました。
またぜひ訪ねてみたいです。