音・旅・自然

「ビッグ・リトル・ファーム〜理想の暮らしのつくり方」

みなさま おはようございます

先日の大雨で 山形県では最上川が氾濫し

流域の市町村で大きな被害が出ています

 

何度もその辺りを通って

日本海の酒田の方まで向かったり

銀山 肘折などの風情ある温泉に宿をとったり

大石田にお蕎麦を食べに行ったりしてきたので

すぐさま あの美しい最上川沿いの道が目に浮かびました

 

避難所で過ごされている方

これから復旧作業という方もいらっしゃるかと思います

1日も早く安心できる状態が戻りますよう

心からお祈りいたします

 

コロナだけでもいっぱいいっぱいの2020年ですが

先日は九州での豪雨災害もあり

地震 噴火 自然災害や異常気象が

あちらこちらで頻発しています

 

振り返れば 豪雨 洪水 地震 山火事 などの自然災害は

年を追って頻発しており

その原因として

たとえば アマゾンの大規模伐採や広大な面積での農薬使用や単種作物栽培のような

人間が経済優先で行ってきた自然破壊 生態系破壊があげられています

 

頻発する自然災害は

地球の生態系のバランスをこれ以上崩さない共存のあり方を

至急 考え 実践していくようにという

地球から私たちへの叫びのように思います

 

そうは言っても

あまりにも広大な話で

何から手をつけていいのかわからない気持ちにもなります

 

私は

例えば 花でも野菜でも 自分で野菜や植物を育ててみることも

立派にそのはじまりになるのではないかと思います

 

コロナのおこもりではじめた

たった5つのプランターでの野菜や花の栽培でしたが

日々 その成長を見ながら

それぞれの種が成長していく神秘と

いのちの開花と実りを助ける 日ざしや水や空気 土の状態

 

害虫と天敵 コンパニオンフラワー コンパニオンプランツのように

一見 害に思えるものも

さらに大きな循環の中では

相互にいのちを与え合い 生かし合って循環していく自然界の叡知を

見せてもらいました

 

また

そんな自然界に 私たちが

意識を通わせ 耳を傾けることの大切さも

 

自然からいろいろな気づきやプレゼントをもらい

私たちが 自然と共同創造しながら存在しているということを

改めて実感をもって感じました

 

ちょうど 先日

「ビック・リトル・ファーム〜理想の暮らしのつくり方」

という映画を観ました

 

主人公は

殺処分になるところだった一匹の犬をひきとったために

ロサンゼルスのアパートを出なければならなくなった

映像作家と料理研究家のジョンとモリーのチェスター夫妻

 

もともと自然が大好きだった二人は

これを機に 都会を離れ

郊外で循環型の農園をつくり

おいしい食物を育てながら

愛犬も自分たちも 自然の中で伸び伸び暮らしたいと考え

クラウドファンディングで仲間と資金を集め

農場づくりに着手するのです

 

この映画は

アランという自然農法家のアドバイスをもらいながら

彼らが農場を作り上げていくまでの

8年間の軌跡を追いかけています

 

クラウドをしてしまったり

ネットを検索し尽くしてこの人だという師匠を探し出したり

ネットで仲間を募集したり

 

自分たちの夢に向かって

どんなときも前向きでへこたれないモリーの精神力と行動力

そして素晴らしい笑顔

 

自然の恵みも試練もありのままに見つめる目とユーモアを持つ

ジョンの美しい映像

 

それらが全編にあふれ

とても心に残る映画でした

 

とはいえ

農場づくりは決して楽なものではなく

 

荒れ果てた土地を開墾し 水を引き 耕作し

さまざまな種や苗を植えて世話をし

やっと花が咲き 果実が実をつけはじめたと思ったら

それらを食い荒らす鳥やナメクジの集団の襲来

 

農園で地飼いをしている鶏たちを

執拗にねらうコヨーテ

さらには 飼っている動物の間での殺生事件も起こります

 

しかし

 

できるだけたくさんの品種を育てなさい

そしてたくさんの動物を飼いなさい

ここに自然の循環を再現するんだ

 

という 師匠 アランの言葉を胸に

自然の循環を信頼し なんとかそれらの困難を乗り切って

地上の楽園のような農場が出来上がってきたと思ったら

 

今度は地域一帯をおそう大旱魃や砂嵐

州全体に広がる大規模な山林火災・・・・・

 

すんでのところで農場は無事でしたが

すべてを根絶やしにしてしまうほどの自然の脅威の前に

人間はいかに小さな存在であるかを感じ

自然を相手に生きていくということは

いかに忍耐力が必要かを思いました

 

しかしながら

それでもどうして彼らは

農場を営み続けたのだろう

 

そこには

自然に対する敬意と信頼と

 

豊かに実る野菜や果物たち

のびのびと暮らす動物たちとの暮らし

そしてその農園と農作物を分かち合うという

自分たちの理想の暮らしへの愛情があり

生きがいがあるからじゃないかなと思いました

 

いやはや

今日はフィンドホーンのことを書くはずでしたが

きっとどこかでつながってくると思いますので

お許しくださいね

 

私のプランター農園

大王パプリカを収穫したら

翌日 赤ちゃんパプリカが9つも実をつけました

(今までは花はついても実がふくらむことはなかったんです)

 

今まではすべての栄養が

大王様にいっていたんですね

 

また楽しみができました

 

それでは

またお目にかかりましょう

RELATED POST