山形蔵王でのリトリートと演奏会を終え 10月初旬は 青森・秋田・岩手に旅してきました。
青森では、10/3、佐藤初女さんの最後の日までそばにおられた伊藤 由香さんの 「祈りのおむすびの会」に参加させていただきました。
和気藹々の雰囲気の中、初女さんのおむすびの結び方をお米の計量から一つ一つ教えていただきました。新米の匂いと海苔の匂い、まな板や飯台の青森ヒバの匂いに包まれながら、自分たちで握った最高においしいおむすびを、初女さんの定番だったというお惣菜と一緒にいただきました。
感謝を込めてお米に触れ、研ぎ、炊いて、握っていくからでしょうか、味はもちろんですが、おむすび一つで、心もおなかも充分深く満たされるという体験をしました。愛がこめられたものは少量で充分なのだとわかりました。
食事の後は、みんなで在りし日の初女さんのドキュメンタリーを視聴しました。雪深い弘前で、高齢になっても自分で雪かきをしていた初女さん。春、雪の下で芽を出したふきのとうに愛おしそうに声をかける初女さん。この日は、生きておられたら初女さんの103回目の誕生日だそうでしたが、そんな日におむすびを味わいながら、集った方々と何が人に生きる力を与えるのかを感じ合い、初女さんに感謝を捧げることができて幸せでした。
翌日はあの世につながる場所とも言われる日本三大霊場の一つ「恐山」へ。実はその日は亡き父の誕生日。何故か昨年からその日は恐山で父母を偲びたいという想いが湧き、今回の旅の大きなきっかけになりました。
恐山は中学生の時に、両親、両祖母と訪ねて以来の久しぶりの訪問でした。恐山は活火山の山上が霊場になっているため、草木もない灰色の大地は硫黄の匂いと蒸気が立ち上り、まさに荒寥とした風景です。あちらこちらに〇〇地獄となど立て札が立っていました。ところどころにこの地を見守りように安置された地蔵菩薩様に手を合わせながら歩いていくと、やがて、目の前に浄土を思わせる静かなカルデラ湖が現れました。
宇曽利山湖という名のその湖は、向こう岸が霞むぐらいに大きく、澄んだ水をたたえ、何とも穏やかで美しくそこにありました。岸辺の白砂に立つと、自然に亡き父や母や彼岸に渡った親族や友人たちのことが思い出され、一人一人に語りかけ、感謝を伝え、静かな時を過ごしました。
ところで 恐山には 参拝者が無料で入浴できる秘湯があることをご存知ですか?秘湯好きの私は、事前に情報を得ていたので、温泉も楽しみにしていました。鍵もない簡素な木造の温泉小屋の、あふれんばかりの緑白色の熱い硫黄泉につかり、あの世とつながるこの土地のなんとも言えない生命力を全身でいただいた気がしました。
旅はこのあと、青森から南下し、秋田と岩手にまたがる八幡平へ。八幡平の自然に惹かれ東京から移住した友人と久しぶりに再会の予定です。
人は何が決め手となってついのすみかを選ぶのでしょう。移住を決断させたものは?そして今の暮らしは?・・・いろいろ尋ねてみたいことを胸に、次なる目的地へと旅は続くのですが、続きはまた次のブログで書きたいと思います。
最近は、会いたい人には今会いに行こう、したかったことは早速段取ろう、というモードで過ごしています。明日自分が元気で動き回れるとは限らない。人生が終わる時に、あれをやってみればよかったと後悔することを、少しでも少なくしたいと思うんですよね。
そう言えば旅の前後、「しあわせ自分生き講座」の修了生のみなさんから、いろいろ近況を報告をいただきました。
「悩みはあるし、出てもくるけれど、悶々として堂々巡りをして結局動けず、そんな自分を責めて苦しくなるというパターンから抜けられました」「まわりのため、何かのために頑張って、体調を崩し強制終了で自己嫌悪、今はすっかりなくなりました」「講座の中で見つけた私の好きなことを、深めながら楽しく過ごしています」「思ったことは叶うと無条件に信じられるようになりました」「そんなふうに生きていたらどんどん新しい機会がやってきています」「出版の夢がかないました」「留学試験に合格しました」「収入が増えました」
こんなお話に感激でいっぱいになっています。
本当の意味で自分を愛せるようになり、赦せるようになると、起こることが変わってくる。そして、心の底にあった夢を実現していけるようになる。そんな人生をサポートする「しあわせ自分生き講座」、この秋の説明会を10月末に予定しています。
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それでは今日もすてきな1日を❣️