「鳴響」ライブ明けの6・14は 参加のアーティストやスタッフのみなさんと 近くの「潟沼」に奉納演奏にでかけました。
「潟沼」は龍神様が住んでいるといわれているそうです。
美しいエメラルド色の沼は
あたりに硫黄の匂いがたちこめ
神秘的な雰囲気でした。
6・14はちょうど一年前に岩手・宮城内陸地震が起こった日 鳴子でも大きな揺れがあったそうです。
神主さんに祝詞をあげていただき
この地で演奏させていただいた御礼と
地震の犠牲者のみなさまへの追悼の気持ちで音を響かせました。
(向こうに音仲間のディジュリドウのYukkiが見えています)
演奏の間ずっと
ボウルに蚊のような小さい虫がいっぱい寄ってきて
ボウルをみんなでぺろぺろ舐めるのでびっくりしました。
ユスリカという名前らしいその虫たち
ボウルを鳴らすと みんなで渦を巻きながら上へ上へと飛び それはまるで振動する蚊柱みたいになるのです。
そして振動が空へと抜けていくとまたボウルのところにやってきて 側面に張りつくのです。
あんまりびっしり張りつくのでつぶさないよう隙間を探すのが大変でしたが うまい具合に隙間を見つけてマレットを当て ごお〜んと奏でると ユスリカたちはまたしても振動しながらボウルから離れ みんなで柱のように空へ空へとあがっていくのです。
遊び好きなユスリカたちのおかげで ふだんは目に見えない 天まで昇る音の柱 それも振動する音の柱を見ることができて 私はとっても感動しました。
それに遊び好きの潟沼のユリイカたちが すっかり好きになってしまいました。
初めて参加させていただいた「鳴響」
涼音堂のみなさんの優しさや礼儀正しさに
教えていただくことがいっぱいありました。
みなさん 鳴子の人とお湯が
ほんとに好きなんだなと思いました。
すてきな音と出逢いがいっぱいの2日間をありがとうございました。