昨日は12年目の311
みなさんはどんなふうにお過ごしでしたか
私は宮城の県南 山元町にある
ノワイヨさんのハーブガーデンで開かれた
311ののつどいに参加してまいりました
はじめにノワイヨのゆみさんが
みなさんが一輪ずつ持ち寄ったお花の花瓶のそばで
震災からの日々と
その中でハーブや園芸に支えられてきた話を
きかせてくださいました
そんなゆみさんのお話に続いて
私も歌とクリスタルボウルを
届けさせていただきました
震災で犠牲になられたみなさんのご冥福と
私たち一人ひとりの心の平安を祈って選んだ歌は
私たちの行路を照らし導いてくださる女神「ノヤナ」
我らに平安を与え給え「ドナ ノビス パーチェン」
それから この日のためのボウルをかなでました
14:46には 町のサイレンとともに黙祷
黙祷の後
最後にもう一度 クリスタルボウルが聴きたいですと
リクエストをいただき
この土地とお集まりのみなさまに祈りを込めて
クリスタルボウルを奏でました
クリスタルボウルの音の波が
聴いてくださっているお一人おひとりのみなさんと
この土地 そして海
そしてここに来て聴いてくださっているたくさんの存在たちへと
広がっていくのを感じました
その後は すてきなガーデンハウスの前で
ハーブティーや手作りのお菓子をいただきました
震災の時の話 この12年の話
そんな中 植物や自然に支えられてきた話
花や苗を眺めながら
語り合う皆さんの姿がありました
私も生きづらかった日々
植物や樹木 石たちに
生きづらかった日々を 支えてもらってきたひとり
自然はたくさんの命を奪いもするけれど
生きる喜びや励ましを与えてもくれる
震災から12年目の日
花や草木に支えられた思い出を分かち合い
荒れ地に生まれた庭で過ごすことができたことを
とても嬉しく思いました
ちょうどクリスタルボウル を並べた真後ろには
「祈りの鐘」が設けられた深山という山が見えました
時折 近くの花釜の海岸からの海風が
優しい土や花の匂いを運んでくる穏やかな日
亡くなられた方々への鎮魂の思いと
この美しい大地と海への感謝とが交互に去来し
思いにひたった午後でした
日が暮れてからは
町民の方々が再びつながりを築いていこうと始めたという
絵灯籠の法要に誘っていただきました
町の皆さんや
毎年来ているという大勢の学生ボランティアさんたちと一緒に
祈りの時を過ごしました
ノワイヨのゆみさん しんごさん
そしてこの日をご一緒してくださったみなさま
ありがとうございました
また 今年の企画にあたっては
4年前の京都震災絵画展での演奏以来
毎年あたたかいご連絡をくださる
京都西陣の興聖寺さんとお寺に集う皆さまに
大きな励ましをいただきました
改めましてここに厚く御礼申し上げます。