出逢い

「1/4の奇跡」~ 山元加津子さん 講演会

昨日は仙台で山元加津子さんの講演会がありました。

小柄できゃしゃで 
ふわあっと少女のような山元さんは
石川県の特別支援学校(以前の養護学校)の現役の先生です。

生徒さんたちからは 親しみを込めて「かっこちゃん」と呼ばれている山元さん
その呼び名がぴったりな
不思議な魅力を感じさせる方です。 

かっこちゃんは
生徒さんたちとの日々を綴ったたくさんの本を書いています。
本屋さんで目にした方もいらっしゃるかもしれませんね。

中には物語や生徒さんと一緒に出した本もあります。

原田大助君の詩集

『さびしいときは 心のかぜです』

さびしいときは心のかぜですさびしいときは心のかぜです
(1995/09)
原田 大助、山元 加津子 他

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『土の中には 見えないけれど いつもいっぱい種がある』

土の中には見えないけれどいつもいっぱい種がある―原田大助詩集土の中には見えないけれどいつもいっぱい種がある―原田大助詩集
(2001/09)
山元 加津子、原田 大助 他

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どちらも 私の大のお気に入りです。
題名から じ~んときます。

2007年には かっこちゃんと生徒たちの日々を描いた映画
『1/4の奇跡』も制作されました。

映画のHP

https://ss1.xrea.com/www.yonbunnoichi.net/

関連した本も出版されました。

1/4の奇跡[DVD付き] (マキノ出版ムック)1/4の奇跡[DVD付き] (マキノ出版ムック)
(2010/06/02)
山元加津子、柳澤桂子 他

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昨日の講演会では
前半 かっこちゃんの応援団長&勝手にマネージャーを自認する小林さんの
かっこちゃんとの出逢いや 楽しいエピソードのお話がありました。

日頃は会計士をしているという小林さんは
NHKで放映された かっこちゃんのドキュメンタリーに感動して
東京から石川県まで会いにいってしまったという方です。

以来 現在まで 休日を投げ打って
ボランティアでかっこちゃんのの応援活動に携わっています。

一人の人間をそこまで駆り立てるものは何だろうと思いながら
お話をききました。

ひとの悲しみに寄り添い
すべての命にはうまれてきた理由があると語りかけるかっこちゃん

出逢った人々に すべてはいつかのいい日のためにある と語りかけ
共に生きるかっこちゃん
人間だけではなく いろいろないのちがひとつなのだということを
そのまま生きているかっこちゃんに
小林さんもだいじなものをいっぱい 
思い出させてもらったのかなと思いました。

出逢ってきた生徒さんたちから
私もたくさんのことを教わってきたことを思い出し
あらためてなつかしさと感謝でいっぱいになった講演会でした。

かっこちゃんは今
脳幹出血で倒れ 一旦再起不能と言われたかつての同僚教師 宮ぷーさんの
介助とリハビリにあたっています。

そして 宮ぷーさんの奇跡的な回復の様子と
その過程で出逢った意思疎通のための機器の情報について
広く発信するプロジェクトを立ち上げています。

外から見て
意識がないように見える方
また 言葉をもたないように見える方も

効果的な手段と
愛と信頼と忍耐を持って寄り添うことで

意志を表出し
それがきっかけで
生きる力が高まっていくことがあると
私も思います。

私も少しでも情報発信のお手伝いができたらと思います。

HPは以下の通りです。
ぜひ覗いてみてくださいね。

「おはなし-だいすき-こむ」
(意思伝達装置のほか意識障害や言葉を使うことができない方とのコミュニケーションの手だていろいろ)
 
 http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html

「宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと」
(宮ぷーさんの病院での様子や みなさんから寄せられたメールなど)

http://www.mag2.com/m/0001012961.html

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