週末は
所属する日本ホリスティック医学協会北日本支部の
「いのちに学ぶ」と題した講演会がありました。
初日の地元仙台の歯科医 大久保直政先生の講演は
「生体エネルギーの実践〜医療・食・住環境〜」
歯科医のかたわら真向法、生体エネルギー、座禅断食など
心身の健康を回復するさまざまな健康法の勉強会やセミナーを開き
無農薬の生体エネルギー農場やコミュニティづくりにも着手しておられます。
後半の実験の時間には
携帯電話をそばに置くだけで
レモンや味噌の味が とげとげしておいしくなくなり
人は身体に力が入らなくなるなど
電磁波の影響が歴然としていました。
電磁波によって
その物質が本来持っている生命力が疎外されるということが
目でも舌でもわかりました。
携帯電話 ゲーム機 テレビ 電子レンジ パソコン
電磁波の網の目の中で暮らしているような現代
自分のエネルギーを保つ方法 充電する方法を知っていることが大事だなあと
思いました。
「好き」という気持ちを送るか「きらい」という気持ちを送るかで
受け手の身体が堅くなったり柔らかくなったりする実験もありました。
目には見えない想念(意識)のエネルギー
確かにあるんですよね。
ちょうど先月 操体法の勉強会で
京都から来て下さった丸住先生の
言葉と意識(想念)エネルギーの面白い実験を見せていただいたばかりなので
またまた意識と身体の関係に興味が高まりました。
二日目は
帯津良一先生の講演「いのちを敬う優しい医療」
西谷雅史先生の講演「病気には意味がある 響きあう医療」。
帯津先生はご自身の帯津三敬病院で
中国医学やホメオパシーなどを取り入れた治療を始められたことで
ホリスティック医学のパイオニアの印象が強いですが
お話を伺っていると
飾らない自然体のお人柄と
ひとのいのちに対する限りないいつくしみが伝わってきて
それだけでほっとしてしまいました。
医学部の学生たちに贈る言葉を尋ねられて
「生きる悲しみのわかる医者になってほしい」とこたえたというお話は
特に心に残りました。
生きるということはそれだけでもたくさんの悲しみがある
やってくる患者さんを
そんな思いで迎え
お話をきこうとする医者になってほしい
心にしみるものがありました。
西谷先生は
札幌の「響きの杜クリニック」」で
西洋医学と東洋医学
呼吸法、ホメオパシー、フラワーエッセンス、音響温熱療法などの代替療法を併用し
患者本人が自分で病気の意味を理解し
自己治癒力を取り戻していく治療をおこなっておられます。
いのちの誕生に立ち会える喜び
転機の一つになった脳出血
気功、中国医学との出逢いなど
なぜ先生が今そこにいるのか 腑に落ちた気がしました。
そしてこの西谷先生も
畑や田んぼで農作業をしたり
円山公園で自由参加の朝の気功教室を開いたり
なんだか
今までのお医者さんのイメージを覆す
活動をされていました。
今回
奇しくも先生方全員のお話にでてきたのが
「環境」という言葉でした。
「環境」と言っても外界のものということではなくて、
すべてのものはつながりあい、影響しあって存在しているという観点での「環境」です。
例えば 病院は患者さんにとっては治療を受ける「環境」なわけですが
そこでは建物だけでなく 医師もスタッフも 充満する空気も みんな「環境」。
それらのひとつひとつが
患者さんのいのちのちからを(そしてたぶん互いのいのちも)
蘇らせ元気づけるものになっているか。
自分というものを例にとってみれば
住んでいるところ 寝起きする家 職場 人間関係
スケジュール 食べているもの それらがみんな「環境」
自分という小宇宙のような生命体に
自分はどんな「環境」を与えているのかな
そして
ともに暮らす人や自然の
どんな「環境」になっているのかな。
できることならば
ほかのいのちと響きあい
高めあう共生をしたいものだと思いました。