こんにちは
ゴールデンウイークの週末が明けて
最初の月曜日
いかがおすごしでしたか?
仙台はすばらしい五月晴れの一日でした
!!
私の住まいのあたりは
日の出の頃から小鳥たちがさえずりはじめて
毎朝のように小鳥たちの歌を
楽しませてもらっています
このところ
家で あるいは 散歩先で
ほんとにのびのびとして嬉しそうな小鳥たちの声を聴くたびに
思い出すことがあります
それは 震災後の2012年
デニス・バンクス氏に会いに
南相馬の小高地区を訪ねた時に
地元のお寺の若いご住職に伺ったお話です
ちょうどご住職に
避難区域を通って
海辺の方まで車で案内していただける時間があって
途中
耕作する人のない畑には
セイタカアワダチソウが
勢いよく生い茂り
家々は
住んでいた人たちが
着の身着のままで避難しただろう風情で
まるで時計が止まったよう
それはなんとも奇妙な光景でした
住み慣れた我が家から
突然避難させられ
家は待っていてくれるのに
目に見えない放射能に汚染されていて
もう何十年先まで
ここに戻って暮らすことはできないだなんて
自分の根っこ
ルーツを
突然引っこ抜かれるような体験…..
突然 家と故郷をなくした方々は
いったい今どんな思いですごしておられるだろうと思うと
胸が詰まるような気がしました
原発・・・
わたしたちは
なんてとんでもないものと共にくらしてきたんだろう
なんてものに依存する社会をつくってしまったんだろう
最悪の事態に直面して 改めて思いました
海が見えるところで車から降りて
お経を上げていただいて
みんなで祈りを捧げました
帰りの車の中で
重苦しいみんなの雰囲気を和らげようとしてか
ご住職がこんな話をしてくれました
震災後
はじめてこのあたりにきた時
何やら遠くにキラキラ光るものがあって
そおっと近づいてみると 震災前はなかった干潟ができていて
太陽の光の下
そこにはたくさんの鳥たちや魚や虫たちが集まっていて
人はひとりもいないのだけれど
それぞれに水遊びをしたり
岸辺で日向ぼっこをしたり
みんなほんとうにおだやかに
幸せそうに過ごしていたのだそうです
お坊さんはその時
不謹慎かもしれませんが
人間がいないほうが生き物たちは幸せなのかもしれない と 思ってしまいました
と その時の思いを語ってくれました。
この地球には人間以外にもたくさん
生きものがいて
地球はそれらみんなの母として
世話をしてくれています
でも わたしたち人間は
母なる地球 や
山や木々や花や石 他の生き物たちのことを
どれだけ考え 想像し
全体の調和と幸福のために行動しているだろう?
わたしたちは
自然のことを後回しにするだけでなく
わたしたち人間同士でも
経済のためにたくさんの分断をつくってきてしまっている・・・
今回
嬉しそうな小鳥たちの声を聴くたびに
私は小鳥たちに
ずっとこんなふうにさえずっていてほしいと思いました
でもどうしたらいいのかわからない
だから
小鳥たちに
あなたが嬉しいと 私も嬉しい
私がそのためにできることを教えて下さいと
たずねています
今回のコロナで
工場や会社が休業や操業停止を余儀なくされ
遠距離通勤や通勤ラッシュが減り
感染を避け 仲介を避けるという意味で
長距離の移動や旅行も激減したために
サンフランシスコはじめ世界の大都市では
空気中の二酸化窒素が20世紀になって 最低値まで激減
大気汚染が著しく解消され
これまで通常の大気では呼吸困難だった患者さんが
マスク無しで呼吸できるようになったという例もあるそうです
また
休業 倒産 解雇と
先行きの見えない経済の行方から
出費を控え
自宅で断捨離やリフォーム
野菜づくりなど半農生活を取り入れる人々
田舎暮らしを考える人人々も増え
(私もプランター栽培はじめました^^)
今
これまでの
大都市集中や長時間労働
経済と効率とマスメディア中心の大量消費社会とは違う
新しい価値観への模索と移行が
進んでいるともいえるでしょう
ここからどんな社会をつくっていくのか
きっとそれは
ひとりひとりが
自分はどんなくらしがしたいか
どんなことに幸せを感じるのか
自分に聴くことから
はじまっていく気がしています
そしてその中に
人間だけではなく
生きとし生けるものとの尊敬と協力という
新しい要素も
組み入れるときなのだろうなと思います
私は
幸せそうな鳥たちの声を聴き
季節季節の自然とたっぷりふれあう暮らしがしたいな
そしてその中での気付きや喜びと
そこからいただいたインスピレーションで 創り上げたものを
(歌や音やセッションやお料理などを)
縁のある人たちと分かち合いながら
暮らしていけたら幸せだなあ と思います
みなさんはいかがですか
コロナもはや4ヶ月・・・
みなさんが
こころもからだもすこやかであれますように
そして
この時間が
わたしたち一人ひとりにとって
より 自分自身とつながる
よき時間となりますように