出逢い

『ラジオな気分』それから

前日は夕方から片付けに没頭して^^:
友達にもお客さんにも
翌日の中継を知らせることまで頭がまわりませんでした。

放送が終わってから
みんなに知らせて聴いてもらえばよかったなあと思いましたが
時すでに遅し・・・

まあ
必要な人が聴いてくれているでしょう・・・
と思った途端 着信音が鳴って

「聴いてましたよ〜^^今、床屋です。
 癒されましたよお〜!」と嬉しい携帯メール。

翌日も
お向かいさんが聴いていたそうですよ〜と
クリボウ仲間が知らせてくれました。

さすが 東北放送さん
すごいなあ^^

TBC.jpg


あまり行き来のない親戚のおばさんから突然の着信。
昼にでかけた集まりで私のラジオ放送の話を聴いたとのこと。

「このごろ何だか がさがさいらいらしてね。
 一人になると、にんげんだめだね〜。

 料理も食べる人がいないから、つくんなくなった。
 返事するだけでも だれかいるのといないのとでは全然違うね。

 大勢がにぎやかにしているところが好きだったのに
 このごろは行くとうるさくていられないんだ。
 今日は少人数だから行ったんだげども。

 何だかわだし おがしいね・・・。

 Sonoちゃんの音楽
 気持ちがすーっとなるって先生がいってたよ。
 今度こっちにくるとき、CD持ってきてけらいね。私、買うがら。」

なんだかじんときた。

私の出身の町でも
全国のほかの地方と同じように
高齢者世帯や
伴侶亡き後の中高年の一人暮らしが増えている

昔のような結いや請のような制度も
世代がかわるにつれ
参加する人が少なくなってきた

会いたい人や行きたい場所があっても
年とともに身体がいうことをきかなくなり
誰かに送ってもらわないと車がビュンビュン走る今の町の道路は歩くこともできない

子どもたちは家を出て街に移ってしまい
夫や 近所の茶飲み友達を支えに なんとか暮らしてきた

おばさんも
そんな一人だったんだと思う。

秋の葉っぱ3

そういえば
今年亡くなった母は
数年前に父を亡くしてから
めっきり元気がなくなった。

時々帰省すると
何時になっても 一緒にいる居間から離れようとしない。

布団で寝たら、と何度声をかけても
ずっと聴こえないみたいに居眠りして座っている。

もしかして母さんは
私と一緒にいたかったのかもしれない

・・・久しぶりに誰かがそばにいる夜。

誰もいない家で暮らすのは寂しいものだ
年をとるとあちこち不具合になってきて
掃除も満足にできないうちに一日が終わってしまう
私ももうがたがきたねと
母がぽつりと言ったことがあった。

母が望んでいることが何なのか 
わかってはいたけれど
結局 時々顔を見に帰るぐらいしか
できなかった私だった。

 晩年のかくもさみしと思はざり
 仏の顔のつぎつぎうかぶ
         松尾 妙子
 
    (「おしっこ文学」所収)

おばさんに
晩年の母の姿が重なった。

人は一人で生まれて一人で死んでいくというけれど
長い人生 寂しい時もある。
まして誰かと長く連れ添っていた人は
そうなのかもしれない。

おばさん
電話くれてありがとう。

相変わらず
たいしたことはできないけれど

CD届けがてら 
行ってみよう 
顔を見に。

東北放送さん
放送ありがとう。

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新聞で
フランスで立ち上がった 
お年寄りの家に学生が間借り同居する
マッチングサービスの会社が紹介されていた。

お年寄りの一人暮らしは日本だけの問題じゃないみたいだ。
血縁にとらわれず
一緒に住める人 一緒に住みたい人たちで共同生活をするというように
家族の形も新しくなっていく時なのかもしれないな。

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《 追記 》

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